後見登記とは、成年後見制度の適用を受けた後見人や補助人の権限や任意後見契約の内容などをコンピュータ・システムによって登記し、登記官が登記事項を証明した登記事項証明書を発行することによって登記情報を開示する制度です。
後見登記は、成年後見制度の利用に必要な手続きです。後見登記を行うことで、後見人や補助人は、本人の財産や身上に関する手続きを行う際に、その権限を証明することができます。
後見登記は、本人の住所地を管轄する家庭裁判所が行います。登記申請は、後見人または補助人が行います。
後見登記に必要な書類は、以下のとおりです。
- 登記申請書
- 登記嘱託書
- 登記義務者(被後見人または被補助人)の戸籍謄本
- 登記義務者の住民票
- 後見人または補助人の戸籍謄本
- 後見人または補助人の住民票
- 任意後見契約書(任意後見制度を利用している場合)