譲渡所得税とは、土地や建物、株式などの資産を譲渡(売却)した際に得られる所得に対して課税される税金です。譲渡所得税の税率は、資産の種類や所有期間によって異なります。土地や建物の所有期間が5年以下の場合は「短期譲渡所得」となり、税率は39.63%です。土地や建物の所有期間が5年を超える場合は「長期譲渡所得」となり、税率は20.315%です。ただし、2037年までは所得税に対して2.1%の復興特別所得税が加わります。
譲渡所得税の税額は、以下の計算式で算出されます。
譲渡所得税額 = 譲渡所得 – 譲渡費用 – 特別控除額
譲渡所得とは、譲渡した資産の譲渡価額(売却代金)から取得費(購入代金や取得に要した費用)を差し引いた金額です。譲渡費用とは、譲渡に直接要した費用(仲介手数料や測量費など)です。特別控除額とは、譲渡した資産の種類や所有期間によって適用される控除額です。
譲渡所得税は、確定申告で申告・納付する必要があります。確定申告の期限は、譲渡した年の翌年の2月15日です。