戸籍謄本とは、戸籍に記載されている全員の身分事項を証明する書類です。 戸籍は、夫婦と未婚の子によって構成されます。 夫婦と未婚の子が二人であれば、その四人全員の身分事項を証明するものが戸籍謄本になります。 戸籍抄本とは、戸籍に記載されている方のうち一人または複数人の身分事項を証明する書類です。 戸籍に記載されている方が、夫婦と未婚の子が二人の場合、子一人のみの身分事項を証明しても夫婦のみの身分事項を証明してもどちらも戸籍抄本になります。 また、戸籍謄本と戸籍抄本で証明される身分事項について違いはありません。
戸籍謄本を請求できるのは、基本的に本人、配偶者、直系の親族の方です。 委任状を用意して代理人が請求することもできます。
戸籍謄本は、パスポートの発給、本籍地以外の市区町村に婚姻届を提出するとき、生命保険を請求するとき、年金を受給し始めるとき、遺言書をつくるとき、相続の手続きをするときなど、さまざまな場面で必要となります。