保佐人とは、判断能力が著しく不十分な人(被保佐人)の権利や財産を守るために、被保佐人が財産上の重要な行為をする際に、それが被保佐人の利益に適うかどうかを判断して同意を与えたり、同意を得ずに単独でしてしまった行為を後から取り消したりする人です。
保佐人は、家庭裁判所によって選任され、本人の財産の管理・処分、生活の支援、医療行為の同意などを行う権限を有します。
保佐人は、本人の利益を第一に考え、本人の意思を尊重して、その生活を守ることが求められます。また、保佐人は、家庭裁判所や監督人に対して、定期的に報告を行う必要があります。
保佐人は、本人の財産や生活を守るために重要な役割を担っています。保佐人になるには、法律や財産管理の知識、本人の意思を尊重する能力などが必要です。
保佐人と成年後見人の違いは、保佐人は本人の判断能力が著しく不十分な場合に選任されるのに対し、成年後見人は本人の判断能力が完全に失われた場合に選任されることです。