遺品整理がもたらす「禍根(かこん)」と、その解決策について

大切な人を失った悲しみの中、残された家族は、故人の思い出が詰まった遺品と向き合わなければなりません。しかし、遺品整理は単なる作業ではありません。そこには、故人への想いや、家族それぞれの価値観が複雑に絡み合い、時に深い傷跡を残すこともあります。この遺品整理で生まれる「禍根」とは一体何か、そしてそれを防ぐためには何ができるのか。本記事では、遺品整理がもたらす様々な問題とその解決策について探っていきます。

遺品整理で生まれる「禍根」とは?

「禍根」とは、将来の不幸やトラブルの元となるような、根源的な問題や悪事を指します。つまり、今の行動や状況が、将来大きな問題を引き起こす可能性がある、というときに使われる言葉です。遺品整理においては、以下のような問題が「禍根」となり、家族関係を悪化させる可能性があります。

  • 感情的な対立: 故人との思い出の深さや、その品に対する感情は人それぞれです。特に、形見分けや相続の問題が絡むと、感情的な対立に発展しやすいです
  • 遺産相続問題: 遺産の分け方や、特定の品に対する執着などが原因となり、家族間で争いが起こることがあります
  • 未解決の問題: 故人の残した問題が、遺品整理を通じて改めて浮上し、家族間の溝を深めることがあります
  • 物理的な問題: 遺品の量が多い場合、整理に時間がかかり、家族間の負担が増大します。遺品の処分方法について、家族間で意見が一致しない場合、トラブルに発展する可能性があります
  • 心理的な問題: 故人を失った悲しみと、遺品を手放すことによる喪失感が重なり、精神的な負担が大きくなることがあります

「禍根」が生まれる原因

次に、「禍根」が生まれる原因として以下のようなものが挙げられます。

・故人との未消化の感情: 故人を失った悲しみや、未練が残り、遺品を手放すことに抵抗感がある場合
・家族間のコミュニケーション不足: 遺品整理について事前に話し合わず、各自が勝手に判断してしまう場合
・遺品の価値観の違い: それぞれの家族が、遺品に対して異なる価値観を持っている場合
・遺産相続に関する知識不足: 相続法や遺言書の内容を正しく理解していない場合

「禍根」を防ぐための対策

では、どうしたら「禍根」を防ぐことができるのでしょうか。全てのケースに当てはめるのは難しかもしれませんが、以下のことを参考にしてみて下さい。

事前準備: 生前整理を行い、遺言書の作成や大切なものの保管場所を家族に伝えておくことで、混乱を避けることができます
家族間のコミュニケーション: 遺品整理について、家族全員で話し合い、それぞれの意見を尊重し合いながら進めることが大切です
専門家の活用: 遺品整理業者に依頼することで、物理的な作業だけでなく、心の整理をサポートしてもらうことも可能です
思い出の整理: 思い出の品を処分する際には、家族で一緒に思い出話に花を咲かせたり、写真に残したりすることで、良い形で別れを告げることができます

まとめ

遺品整理は、故人との別れを告げる大切な儀式であり、同時に家族の絆を深める機会でもあります。しかし、上記のような様々な問題も発生する可能性があることを理解し、事前に準備しておくことが大切です。

遺品整理は、決して一人で抱え込むべきものではありません。家族や専門家の力を借りながら、故人の思い出を大切に、そして自分自身も前を向いて生きていくための第一歩を踏み出しましょう。

株式会社ホームハンズ

〒658-0044
神戸市東灘区御影塚町1丁目10-7 GoogleMapを見る

  • 神戸市官公庁入札権取得
  • 大阪市入札権取得
  • 大阪府入札権取得
  • 産業廃棄物収集運搬業 許可番号 第077283号
    (運搬会社 : 松本運送株式会社)
  • 兵庫県公安委員会 第631100400018号

引っ越し業者がなぜ終活・相続に取り組むのか?

当社の歴史は、グループ企業のひとつである松本運送株式会社の運送業から始まります。一般輸送というと、荷物を運んで当たり前、終わったら「ご苦労さん」と言われるだけで、私もこれが当たり前だと思っていました。
ある日、お客様の大切な、思い入れのある品物をお届けしたところ、「ありがとう」と言ってもらえました。
私は、その時の「ありがとう」という言葉を今でも忘れる事が出来ず、この「ありがとう」をもっと広めていきたいと思うようになりました。
そこで始めたのが引越業です。
ホームハンズは引越業を始めて38年目に入ります。
私たちは、「親切」「丁寧」「安心」をモットーとし、お客様が喜ばれることを事業とすることを大切にした引越を行ってきました。私たちは、お客様の代わりに、お客様の大切な、思い入れのある家財を毎日、毎日お運びしてきました。
私も当初は引越し現場に行くことも多く、現場から帰ってきたら、「今日はどんなありがとうを言ってもらえたか」という話を、毎日、毎日、当時のスタッフ達と話していました。それは、とても楽しい時間でした。
私は、当時から今でも、お客様に「ありがとう」をどれだけ言っていただけるのかということしか考えていません。

代表取締役 松本 賢吾

引越業に加えリユース業へ

引越は人生においての一つの大きな転機であることを、仕事を通し改めて思うようになりました。
就職、結婚、出産、転職、転勤、大切な人との別れ、色々な場面で引越をお手伝いしてきました。

そんな中、引越の準備中や当日に要らない物が出てくることが多々ありました。
昨日まで使っていた物が要らなくなる。
イコール使える物が「不用(役に立たない)品」になる。
日々こういう現実を目の当たりにし、「使える物を処分するのはもったいない」という長年の思いから、リユース業を始める事にしました。まだ使える家電・家具・食器・衣類などを、当社は必要としている方々へ届けたり、海外の恵まれない方々へ寄付したりすることで、「ゴミ」を減らすことを実現できていますし、またこれによってお客様からの「ありがとう」が増えたわけです。
引越しだけではなく、ご家庭で処分もできず困っている物を、私たちが笑顔で引取り、買い取れない物はお引取させていただく。そこでまた「ありがとう」と言っていただける。
そういう「ありがとう」を追い求めて、今までやってきました。

そして生前・遺品整理へ

そんな中、私の友人の両親がお亡くなりになり、「実家の家財など一式処分して欲しい」という相談が届きました。
私たちは、遺品を「処分」ではなく「リユース(必要としている人、ところへ届ける)」という考え方なので、お茶碗や、使い古しの鍋・食器でも大切にお引取をさせていただきました。 友人が「それを引き取ってどうするの」と聞いてきたので、「全て海外の恵まれない人たちに寄付するよ」と言ったところ、友人も奥様も非常に喜んでくれて、私は「ああ、これなんだ。こういう喜びの声を広めていこう」と改めて思いました。

いくら不要だと言っても、まだ使えるものをゴミにするとお客様は不愉快になる。
当然、私自身もそういうことをしたくないという思いから、まだ使える物は使えるようにする仕組みを構築していこうと、フィリピンやカンボジアへ持って行ったり、海外には持って行けないものがあれば国内の必要な人・ところへ届けることにしました。その結果、今、当社で「ゴミ」というものはほとんどありません。

ただの遺品整理ではない

そして、私たちからすると当たり前のことが、世間の遺品整理業者からすると当たり前ではないことにも気づきました。
私たちは、衣類や、布団まで引き取り、再利用をしています。
機密書類を破棄されたい場合は、溶解処理をして、その証明書を発行しています。
パソコンを手放したい場合も、データ消去し、データ消去証明書まで発行しています。
このように個人情報保護法に基づき、きっちりと行っているのです。

このような活動が、ご依頼主様、そして遺品整理などをご紹介くださった士業の皆様に大変気に入って頂けていると自負しています。

引越業者が、なぜ終活・相続に取り組めるのか

さまざまなご要望にお応え出来るように、
このような終活チームを組みました

  • 遺品整理士
  • 税理士
  • 司法書士
  • 行政書士
終活チーム

生前・遺品整理のプロフェッショナル

代表取締役 松本 賢吾

要は、お客様が安心して頼める会社、そして感動までを与えられるような、そんな会社を私たちのノウハウを活かせば出来るんじゃないかと思ったわけです。
そして、生前・遺品整理をする上で、物の整理や残置物撤去だけではなく、相続や介護サービスなど終活そのものを引き受けられるような事業ができたら、困っているお客様を助けられるのではないか、もっとお客様に喜んで頂けるのではないかと思い、この度、当社の思いに賛同してくださる税理士さん、司法書士さん、行政書士さんをはじめとする士業の皆様と手と手を結ばせていただくことになりました。
私たち終活チームは、これからもお客様からの「ありがとう」を求めて、この終活事業を進めてまいります。

  • 遺品整理士 林 孝至
  • 遺品整理士 永吉 遼
  • 受付窓口 塚本
  • 受付窓口 大西

税務のプロフェッショナル

税理士法人アルマック神戸 粉河様
なぜホームハンズに賛同したのか

ホームハンズさまが「引越」という人生における大きなイベントを担っており、当該イベントにおいてお客さんと接点を持ち、お客さんのニーズをキャッチされ、「少しでもお役に立とう」と懸命にお仕事をされているからです。
また、私はホームハンズさまの顧問税理士であるという立ち位置からも、ご協力をしないという選択肢がなかったためでもあります。

代表松本となぜ仕事をしようと思ったのか

お客さんの潜在的なニーズを掘り起こす鋭い感性に頭が下がるためです。また、私自身が会計という仕事を通じて松本社長とお話しをする機会も多く、上記の終活事業についてご説明を受け、お客さんの大切な家財を「いかに活かす」かといった観点で仕事に取り組まれようとされていることに感銘を受けたのも大きな要素であります。

終活・相続のプロフェッショナル

あんどぷらす株式会社 中川様
なぜホームハンズに賛同したのか

まず、お客様の想いのこもった荷物や遺品を大事に扱っていただけるからです。
特に出来るだけリサイクル(売れるものは売る!売れないものはアジアの諸国に送る!)して、無駄なく次の世代に残していこうとする考えに賛同しています。
そして、実際にお客様からの評判が良いです。
スタッフの方々の仕事が丁寧。特に、経験豊かなスタッフの方が現地で一部屋一部屋全ての荷物を丁寧に確認の上で見積を作成してくださるので、納得の明朗会計で有難いです。

代表松本となぜ仕事をしようと思ったのか

終活・相続を単にビジネスのマーケットとして捉えるのではなく、高齢者やお独り身の方といったお客様のために『何が必要で、何をすれば喜んでくれるか』を『真剣に誠実に』考えて取り組まれているから、一緒に仕事がしたいと思いました。
お客様のために『真剣に誠実に』取り組んでいる士業や他業種の方々と連携して『終活・相続チーム』を編成したい、という熱い想いと強い意欲に惹かれました。