IT見守りサービスは、離れて暮らす家族や一人暮らしの高齢者の安否を、IT技術を活用して見守るサービスです。具体的には、センサーやカメラ、GPSなどを利用して、生活状況や異変を感知し、通知や緊急通報を行うことができます。
近年、高齢化社会の進展や単身世帯の増加に伴い、IT見守りサービスの需要が高まっています。
家族が離れて暮らしていても、大切な人の様子を把握し、必要なサポートを提供することができるため、安心感を得ることができます。
この回では、IT見守りサービスの種類や選び方などを具体的にご説明します。
IT見守りサービスの種類は?
IT見守りサービスは、大きく分けて以下の3種類に分類されます。
【1】センサー・カメラ型
自宅に設置したセンサーやカメラで、生活状況や異変を感知するサービスです。
具体的には、以下のような機能が提供されています。
◆人感センサー:人の動きを感知し、長時間動かない場合などに通知する
◆ドア開閉センサー:ドアの開閉を感知し、外出・帰宅を把握する
◆ベッドセンサー:ベッドからの立ち上がりや長時間寝ている状態を感知し、体調の変化を把握する
◆カメラ:室内を撮影し、様子を確認する
【2】GPS・位置情報
GPSやスマートフォンなどの位置情報機能を活用し、現在地や移動履歴を把握するサービスです。
具体的には、以下のような機能が提供されています。
◆現在地確認:いつでも現在地を確認することができる
◆エリア通知:設定したエリアの出入りを通知する
◆転倒検知:転倒を検知し、緊急通報や家族への通知を行う
◆SOS発信:ボタンを押すことで、緊急通報や家族への通知を行う
【3】コミュニケーション型
ビデオ通話やチャットなどの機能で、離れていてもコミュニケーションを取ることができるサービスです。
具体的には、以下のような機能が提供されています。
◆ビデオ通話:顔を見ながら会話することができる
◆チャット:メッセージのやり取りをすることができる
◆服薬確認:服薬時間を通知し、服薬したことを確認する
◆服薬記録:服薬状況を記録し、家族と共有する
IT見守りサービスの選び方
IT見守りサービスを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
◆必要な機能:前項でご紹介した3種類のサービスそれぞれに、様々な機能が提供されています。必要な機能が揃っているサービスを選ぶことが重要です。
◆料金:サービスによって料金プランが異なります。予算に合ったサービスを選びましょう。
◆操作性:高齢者でも使いやすい操作性のサービスを選びましょう。
◆サポート体制:困った時に相談できるサポート体制が充実しているサービスを選びましょう。
代表的なIT見守りサービス
IT見守りサービスには様々なものがあります。
ここでは代表的なものをご紹介いたします。
◆みまもりあい
センサー、カメラ、GPSを組み合わせた総合的な見守りサービス
〇人感センサー、ドア開閉センサー、ベッドセンサー、カメラなどを設置し、生活状況や異変を感知します
〇家族とのビデオ通話や服薬確認機能なども提供しています
◆ココセコム
高齢者向けの見守りサービスに特化したサービス
https://www.secom.co.jp/mimamori
〇独自のセンサーやカメラで、24時間365日見守りを行います
〇転倒通知や緊急通報機能なども提供しています
◆アルソック 「みまもりサポート」
高齢者向け緊急通報サービス採用自治体数ナンバー1
https://www.alsok.co.jp/person/mimamori
〇電話回線不要で導入可能
〇ボタン一つで24時間迅速駆けつけ
まとめ
IT見守りサービスは、離れて暮らす大切な人を安心・安全に守るための役立つツールです。
自分や大切な人のニーズに合ったサービスを選らんで上手に活用しましょう。