終活とは、自分の人生の終わりに向けて準備をすることです。
葬儀や相続などの具体的な準備をすることはもちろん、自分の人生を振り返り、後悔のない人生を送るための準備も重要です。
終活で不安なことって何?
最近よく耳にする「終活」。
言葉だけ聞くと、自分の人生の終わりを連想してしまうかもしれません。
終活に関する一般的な不安には、次のようなものがあります。
・自分の死後、家族や友人はどうなるだろうか?
・自分の資産をどのように管理すればよいのか分からない
・葬儀をどのように計画すれがよいのか分からない
・医療指示を書くのが怖い
・死について考えるのが怖い
などです。
たしかに終活は人生の終わりに向けて準備するプロセスでもあります。
これは財産を整理し、葬儀やお墓の手配をし、医療や介護について計画を立てることなど、さまざまなことを含みます。終活は困難なプロセスになる可能性がありますが、それは自分の人生と死について考える良い機会でもあります。
コロナ禍で終活に対する考え方は変わった?
燦ホールディングスグループが2022年3月23日~25日にモニター1,000人に対して行った「終活に関する意識調査」によると、終活への考え方がコロナ禍の前後で変化があったと答えた人は全体の12%だったようです。
コロナ禍では多くの人が死を身近に感じ、いつ自分がそうなるか分からないなど、自分の死について考える機会が増えました。そういった理由から終活の必要性を感じている人が増えてきたのも事実です。
終活は、珍しいことではなく誰もが経験しうることです。20代、30代など早い時期から準備をしていても全く問題はありません。
自分の不安を書き出してみよう
終活を始める前に、自分の不安について考えることが重要です。
不安の原因を理解することで、それらに対処するための計画を立てることができます。
ですので、終活を始める際には、まずは自分の不安を書き出してみましょう。
不安を明確にすることで、解決策を探しやすくなります。
また、終活について信頼できる人に相談してみるのも良いでしょう。
これには、友人、家族の他に、終活アドバイザーや終活コンサルタント、葬儀社、弁護士なども含まれます。
このように終活について相談できる人はたくさんいるのです。
終活を通して、自分の価値観、希望、夢を明確にすることで、よりより充実した人生を送ることができます。
終活は、決して一人でやらなくてはいけないものではありません。
周りの人に助けを求めながら、自分らしい終活を進めていきましょう。